七尾城 (日本100名城No.34:石川県七尾市)

2022/11/12

宿泊先の金沢から七尾城へ。七尾駅から離れていますが、循環バスで近くまで行けます。一乗車100円なので乗らない手はないでしょう。普段降りるお客さんがいないせいか、降車ボタンを押していたのにスルーされ、Uターンしてもらうというハプニングもいい旅の思い出です。

 


最寄駅から資料館まで

JR七尾線のと鉄道七尾線七尾駅から市内循環バス「まりん号」逆回りに乗車し、「城史資料館前」で下車(乗車時間約15分)。目の前にある建物は城史資料館ではなく、来た道を少し戻る必要があります。通りには面していませんが、看板やのぼりが立っているのですぐわかると思います。

 

七尾城史資料館と100名城スタンプ

100名城スタンプは入口前に置いてありますので、入館しなくても押印可能です。登城前に入館して、七尾城の復元CGを見ておけば、当時の様子がイメージできて本丸までの道のりが単なる山登りにならずに済むと思います。

大手道登城コースを行く

七尾城史資料館から本丸を目指してスタート。本丸まで2.4kmとありますが、パンフレットによると往復で約150分かかる見込み。帰りのバスまで2時間弱しかないので、いつもよりややペースを上げて進むことに。

大手道までは案内表示を頼りに進みましたが、本当にここで大丈夫なのか不安になるような裏道もありました。

大手道(旧道)

城下から本丸へいたる主要な道路。幅は約3m。

蔵屋敷跡と七尾城跡旧道(本丸方面)の分岐。寄り道している時間はないので、本丸方面へ。ここから山道になります。

 

途中、安寧寺や三の丸への分岐がありましたが、ひたすら本丸方面へ向かいます。石段が見えてくれば本丸まであと少しです。

桜馬場の石垣

段状の石垣。苔がいい感じに生えてます。

七尾城は本丸近くまで車で来ることができるため、この辺りから急に人を見かけるようになります。

本丸の石垣

こちらも段状の石垣。写真が下手でわかりづらいですが3段あります。

 

本丸がやたらにぎやかだなと思いつつ、階段を上ってみてびっくり。それほど広くない本丸に婦人会か老人会の集団が2,3組、その他ひっくるめて30人ぐらいいました。

本丸跡

上杉謙信も絶賛したという本丸からの景色。この日は天気が良く七尾湾がよく見えました。

スタートしてから本丸到着まで50分弱、本丸でゆっくり景色を楽しんでもまだ1時間たっていないので、下りは二の丸や三の丸を経由して帰ることに。

本丸外桝形の石垣

二の丸跡

本丸とは打って変わって人っ子一人いませんでした。

大堀切

二の丸と三の丸を分断する堀切。幅約40m高さ約26m。

三の丸跡

時間の制約があり、上りは本丸まで一直線で、帰りに二の丸、三の丸を経由して下るルートをとったわけですが、結果的にはこれが正解でした。下りのルートは急な階段や坂道が多く、逆だったら相当きつかったと思います。

 

所要時間

七尾城史資料館~本丸~二の丸~三の丸~安寧時~登山口駐車場のルートで1時間40分。パンフレットの制覇コース(所要時間150分)と大体同じルートですが、そこまで時間はかからないと思います。

混み具合

土曜日の午前中でしたが、団体さんもいたので見かけたのは40人弱です。大半が本丸付近ですが、下りで7,8人とすれ違いました。

 


 

本丸付近に見どころが集中しているので、本丸駐車場まで車で行っても十分楽しめると思います。登山口から歩く場合は、まっすぐ本丸へ向かうことをお勧めします。安寧寺、三の丸、二の丸へ寄り道して向かうと相当きつくなるはずです(こちらから上って来たのはちゃんとトレッキングの格好をした女性一人だけでした)。