鮫ヶ尾城 (続日本100名城No.133:新潟県妙高市)

2022/10/30

上杉謙信の死後、上杉景勝上杉景虎の間で起こった家督争い「御館の乱」。鮫ヶ尾城は敗走した景虎が自害した城として知られているようです。お隣の妙高市のお城ということもあり、当然のごとく日帰りで行ってきました。

 


最寄駅から案内所まで

妙高はねうまライン北新井駅から斐太(ひだ)歴史の里総合案内所まで徒歩42分。所々に案内板があるので迷うことはないと思います。一部歩道のない部分があります。

斐太歴史の里総合案内所と続100名城スタンプ

スタンプは入ってすぐのところにあります。東登城道から登り、北登城道から降りてくるのがおすすめとのことで、東登城道への行き方も教えていただきました。案内所内にジュースの自動販売機があります。ちょっとしたお土産も買えるようでした。



散策コースを歩く

来た道を戻る格好で芝生の上を歩いていくと、淡水魚の池へ下って行く階段が見えてきます。

淡水魚の池

想像したよりも小さな池でした。釣りをされている方がいました。

池沿いにしばらく歩いて、案内に従って山道へ進みます。

人が何とかすれ違える程度の道幅の道を登ると、開けたところへ出ます。案内板があり、降って行くと斐太遺跡のようですが、スルーして登っていきます。

しばらく歩いていくと堀切が現れます。

大堀切6

写真だと分かりづらいですが溝になっています。どこから番号を振り始めているのかはわかりませんが、「大堀切6」という看板が出ていました。

大堀切5

これまたわかりづらいですが、土橋の左右の草むらが堀切です。

E170曲輪(通称 一ノ丸)

スタートしてから25分くらいで、ようやく一息つけそうな所へ到着したので、ここでちょっと休憩。

堀切6

あれ?また6?と思いきや、「大堀切」ではなく「堀切」の6番。正直、違いはわかりません。

この先に急斜面があります。距離が短いのが救いです。

急斜面の先へ少し進むと本丸方面と三ノ丸方面の分岐に差し掛かりました。案内図によると危険個所(急斜面)の表記が2か所あり、まだ最初の急斜面だと思っていたのですが、
実は2か所目。どうやら先ほど休憩した一ノ丸の手前に最初の急斜面があったようです。先に三ノ丸方面へ向かいます。

大堀切1

ようやく大堀切の1が登場。草木が生い茂りどこが堀切なのかよくわかりませんでした。

井戸跡

N167曲輪(通称 三ノ丸跡)

御館の乱の戦火で炭化した握り飯が形を留めた状態で出土されたのはここです。

E158曲輪(虎口)

本丸との分岐点まで引き返し、二ノ丸へ向かいます。

N175曲輪(通称 二ノ丸跡)

いよいよ本丸へ向かいます

N185曲輪(通称 本丸跡)

本丸跡にあった案内板でようやく縄張を確認。曲輪や大堀切の大体の位置が分かり、堀切8を気づかず通り過ぎていたことがわかりました。

本丸からの景色。

本丸跡と米倉跡の間の堀切

おそらくこれが大堀切2

 

N182曲輪(通称 米倉跡)

散策コース沿いのポイントはだいたい回ったので、北登城道を下って案内所まで戻ります。北登城道は擬木の階段が続いています。

途中、景虎清水という湧水があった以外には特に何もありませんでした。

 

所要時間

総合案内所を出発し、行きは東登城道、帰りは北登城道で総合案内所に戻ってくるまでで1時間30分ほど。

混み具合

日曜日でしたが午前中だからなのか、釣り客の2人を除くと、見かけたのは4人だけでした。

 


 

北新井駅から案内所まで向かう道のりで、「残り7分」の看板から先の登り坂がかなりキツかったです。それに比べれば東登城道の登りは急斜面が少しあるものの、楽なもんだと思います。逆に北登城道から登ると階段がずっと続いて休むところがない、本丸まで特に見どころがない、いろいろな意味でキツいと思います。

帰りに冬季のスタンプ設置場所である「神の宮温泉 かわら亭」へ寄ってみました。宿泊だけでなく、日帰り入浴もできます。

内湯と露天風呂が2つずつとサウナがあります。露天風呂のひとつは水風呂(夏季限定)になっていました。サウナがあるとどうしても入浴時間が長くなってしまい、2時間も滞在してしまいました。ちなみに日曜ということもあり、とても混雑していました。